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と言うような心持に打れた。MYMにはどうしても、古書愛癖があるらしい。よしわるしなり。帰りに下で雨傘を買って、星による。例によって珈琲と菓子。
夜、A、シャワーヘッドが白鳥先生に願って買った東洋旅行記の方が、ずっと大部の編纂で而もずっと価も廉かったと頻りに悦んでいる。
「僕の本の方が大きいし、沢山ある。うまいのを見つけられたものだ」
同情し、ともに笑い、悦んだ。彼が古本を買うとき、きっと価切るのは、傍で立って居られないような思いをMYMにさせる。けれども、斯うやって歓ぶ彼の心持は純粋だ。少くとも本を愛するものに丈、よさのわかるうれしさとでも言うべきものか。

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